会社法人等番号とは?会社法人等番号と法人番号との違い
会社法人等番号とは
「会社法人等番号」とは、会社・法人の登記簿(支店・従たる事務所の登記簿を除きます。)に記載される各12桁の数字のことです。
「会社法人等番号」は、主に登記の場面で必要となります。例えば、会社・法人の登記事項証明書を取得するときに申請書に記載すれば、本店や商号の記入を省略できます。また、不動産の登記を申請する場合に申請書に記載すれば、一部の添付書類を省略することができます。
なお、会社法人等番号は、設立した会社・法人に自動で付されるものであり、車のナンバープレートの番号のように希望選択制ではありません。また、会社・法人等が組織を変更したり、他の登記所の管轄区域内への本店の移転の登記等をした場合や管轄登記所が変更となる場合でも従前の登記記録に付されていた会社法人等番号がそのまま変更後や移転後の新たな登記記録に引き継がれます。
会社法人等番号と法人番号との違い
「法人番号」とは、社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)により会社法その他の法令の規定に基づき設立の登記をした法人に指定される国税庁から指定される番号で、会社法人等番号(12桁)の前に1桁の数字を付加したものです。いわば、個人番号(マイナンバー)の法人バージョンといえるものです。
「法人番号」は、法人等に関する情報管理の効率化して行政運営の効率化、また、行政機関間での情報連携を図り、添付書類の削減など、各種申請等の手続の簡素化等の目的で制度化されました。
なお、「法人番号」は、個人番号(マイナンバー)と異なり、原則として公表され、誰でも自由に利用できます。
参 考
・オンライン登記情報検索サービスを利用した会社名・会社法人等番号の調べ方